ある雑誌を読んでいました。
新型コロナウィルスの感染拡大により、テレワークによって一人で過ごす時間が増えたことで、多くの人が孤独を感じるようになりました。
人は孤独になると不安が増幅し、「自分だけが損をする」という心理に陥るそうです。その結果として「自粛警察」と呼ばれる攻撃的な人たちがたくさん生まれてくる。ということでした。
そして「人間は左脳で論理的に考え、右脳で感覚的にイメージし、左脳と右脳がバランスよく働く仕組みになっていて、右脳には嘘を見抜く機能が元々備わっている」と。
ところが、人に接触する機会が少なくなり、一人で過ごす時間が増え、ネットやSNSの文字や情報ばかり追っていると、無意識のうちに左脳ばかりが働き、右脳を研鑚する機会が減ることにより、バランス感覚が劣り判断が偏りやすくなる。というのです。
この本では、デマや噂に振り回されないための方法は、『全部嘘』。
ネットやSNSの情報を見てもまず『全部嘘』と疑い、左脳の論理的な働きをいったんオフにして、右脳の感覚を取り戻せば、嘘をどんどん排除していった先に、自分が本当に信じられる情報だけが残るので、嘘の中から本当のことを取捨選択ができるようになるそうなのです。
だから『本当かよ!?』を魔法の言葉として使ってほしい。
まずは『本当かよ!?』と口に出してみると左脳のスイッチがいったん切れて、疑うことから始められるというものです。
余計な不安やストレスをためないためにも、右脳の働きを使うことが大切です。
「自分が不快だと思うことはやらない。右脳は常に快・不快を判断しているので、その感覚に素直に従えばいい!」
とはいえ、不快なことをやらざるを得ないこともあるでしょう。でもこの場合も、自分の不快をいったん疑ってみてください。その不快が本当に自分のものなのか?それとも、外野からの情報で不快との気持ちに導かれてしまっているのか?
心穏やかに過ごすためにも、ぜひ意識的に右脳を働かせてください。と書かれていました。
右脳と左脳の働きなど考えてもみませんでしたが、なるほどね!?と思いました。
テレビで毎日コロナウィルスの情報が流れ、それぞれのコメンテーターの違いに惑わされながら、何が本当!?と思い、次期総理候補の方々の演説、その演説に対してのコメンテーターの方々の持論を聞きながら、何が本当なのか?と、自分の感覚を大切に、自分の考えを信じて、右脳の感覚を高めていかなければ!と思った記事に出会いました。
久保田 泰子