マスク

11月に入り寒くなってきた事も影響されているのでしょうか?
コロナウィルスにかかられた患者様方が増えてまいりました。
益々、医療関係に従事されておられる方々には、大変な思いをされていると拝察しています。

外ではマスクをしていないと悪人のように、人の目線が痛いという思いに駆られる時代になりましたね。

確かにマスクの有効性は評価されており、現代の必需品です。
そのおかげもあり、今年はインフルエンザにかかられている方が少なくなった!との良い情報も報道されています。

今では自然に、マスクを忘れず予備も含めて持ち歩くようになりました。
元々肺活量が少ない私ですので、マスクをしたまま歩いていると息が苦しくなり、ハァ~ハァ~としばらく息を整える時間が必要になるため、駅までの間は手にもって歩くようになりました。
もちろん一人で歩いていますし、喋りながら歩いてはいませんから、気持ちの中では大丈夫!と思っているのですが、人の目線を感じてしまい、下を向いて歩いている自分に気が付きました。

世の中には、マスクができない方がおられるというお話を聞いたこともありますが、その方たちも、仕方がないのに肩身の狭い思いをされているのだと思うと、かわいそうに思いました。
どうすれば、そんな風に思わなくてもよい世の中を作ることができるのだろう?と頭を悩まします。

マスクだけではありません。
人が何か失敗すると、大勢の人たちが怒号の嵐を吹きまくります。
少し優しさをもって、なぜそうなったか?というように思いつつ、バッシッングばかりのニュースを見ていても、殺伐としている今の風潮の中で、自分が息をしていることさえ苦しく思いました。

優しさ、思いやり、この世の中だからこそ、大切にしていける風潮を作り上げて頂くことはできないものかと、心から願う今日この頃です。

 

久保田 泰子