高齢者ドライバー

御堂筋のイチョウ並木も見ごろになってきたようです。
すっかり秋らしくなりましたね。

11月4日、高齢ドライバーの「運転技能検査」について、来年5月13日から開始されるニュースが発表されました。

現在も、70歳になると教習所や運転免許センターで実際に車の運転をして、合格しなければ免許の更新が出来なくはなっているのですが、少々疑問に思いました。

実際私も数か月前に講習をうけてまいりました。
60歳になってからというより、都会に住むようになり車が必要ではなくなった。というほうが良いのかもしれません。運転をすることを一切辞めました。

交通の便の悪い過疎地に行けば必要かもしれませんが、都会に居れば、電車もバスも地下鉄も、少し歩けば駅があり何の不自由さも感じません。

しかし、返納しようとは思いつつも更新をしてきました。
何故ならどんな緊急なことが起こるかわかりませんので、持っていれば便利なこともあるかもしれないと思ったからです。

そして、実際に運転をする前に、10年も運転していない事をふまえ、後ろに乗られた一般の方にもご迷惑をおかけするかもわからない旨をお伝えしたうえで、運転してみれば、緊張しつつも丁寧に運転をしたためなのか、指導官の方から優良な運転者として合格を頂いたのです。

普段の平常心であれば優良な運転者であっても、歳を重ねてきますと、ちょっとしたことでパニックになりやすくもなり、健康面でも不安を覚えます。

このところ、高齢者の事故のニュースが目立っています。
自分だけでしたらまだしも、多くの方を巻き込んで、相手の方の一生を狂わせてしまえば、双方が不幸になってしまいます。

こんな大切な事を「来年に」とか「合格すればよい」とかではなく、その方にどうしても必要な免許であるのかを細かく精査をしたうえで、早急に執行されるべき事だと思うのですが、みなさまのご意見はいかがでしょうか。
不幸な出来事を回避できるものなら、1分でも早く回避していきたいものですね。

久保田 泰子