国連が3月19日発表した2021年版ではフィンランドが4年連続で1位となり、2位デンマーク、3位スイス、4位アイスランド、5位オランダと続き、国連加盟国193か国中なんと日本は56位だったそうです。
このコロナ禍で、幸福度の平均が低下していなかった点が注目されています。
理由として、新型コロナウィルス感染症は、全員に影響する共通の外的脅威だと大勢がみなし、それにより連帯感や仲間意識が高まったことにあると考えられる。という内容でした。
ところで、世界幸福度ランキングは、次の6つの項目のアンケート調査を中心に選出されています。
1. 人口当たりのGDP
2. 社会的支援(ソーシャルサポート、困ったときに頼ることができる人がいるか)
3. 健康寿命
4. 人生の選択の自由度
5. 寛容さ(過去1か月の間にチャリティーなど寄付をしたかなど)
6. 腐敗の認識(不満、悲しみ、怒りの少なさ、社会、政府の腐敗が蔓延していないか)
これにより、日本は調査6項目の内「自由度」と「寛容さ」が上位10か国と比べ低いことがわかったそうです。
昨今、日本では「女性を軽視する発言」や「女性の社会活躍」が課題として、取り上げられています。
まさに「寛容さ」に乏しく、また貧富の格差から学業や就業において、選択の幅が限られている現象も起きています。これは「自由度」にあたるように思います。このようなことから、世界と比較すると低いことがうかがえます。
日本人の幸福度を高めるキーワードとして「人との繋がり」が出てきました。温かい人間関係を築くには「人を愛する力」が最も大切です。「人を愛する力」がある人は、相手に興味を持ち、相手の話を聞くようになる。つまり相手を受け入れやすくなります、それこそが「寛容さ」につながる力となるのです。
自分の幸福度を高めるアクションの一つとして「スキンシップ」があげられていました。人と直接触れ合う。家族などとハグをしたり、ペットとのスキンシップも良いそうです。
心が温まる映画を観るのも良いようですよ。
私たち日本人一人一人が生きやすい社会を作るために、「寛容さ」をもって、幸福度を高めるためのアクションから始めてみてはいかがでしょうね。
久保田 泰子