今年はコロナウィルスの感染情報に心が疲弊し、先日の記録的大雨では、九州地方や東北地方に甚大な被害を及ぼし、被害に遭われた多くの方々を思うと、胸の内が大きな雲に覆われているような晴れない気持ちとともに過ごす毎日が続いています。
たまたま見ていたネットで、ある心理学者の「心理学者たちが考える幸せ」という文字が目に入りました。
心理学者たちが考える幸せは二つのパートがあるそうです。
一つは「自分の人生に満足しているか」という認知的な部分。そしてどれだけポジティブな感情を多く、ネガティブな感情を少なく感じるかという感情的な部分です。
研究から、幸せな人たちは周りの人たちとの関係を何よりも大切にし、自分のやりたいことを優先するのではなく、周りの人を優先しています。他の人の為の時間、感謝するための時間を取ります。
他人を優先することは幸せにとって、とても大切なのです。
また、悲しみや怒りを受け入れることも大切だといいます。
ネガティブな感情を恥ずかしく思うことは、幸せの邪魔をするそうです。
悲しみや孤独は、感じてもいいと思えるようになればなるほど早く過ぎ去っていくようです。
そして最後に「自分にとって何が幸せで、何が幸せでないかを知ることは、行動を変えるための助けになります。もしかしたら、ほかの人との時間や幸せを優先させ、自分の心の状態に目を向けることで、もっと幸せになれるかもしれません」と書かれていました。
多くの方がホームステイということで、外出を制限せざるを得ない状況におかれ、増して年を重ねられた人々にとって、外に出る事さえ恐怖を感じる世の中になってきておりますが、この状況を正しく受け入れ、今住まいがあり食事ができ、生活ができていることに感謝し、様ざまな対策にかかわっておられる方々、最前線で活躍されている医療関係者の方々の努力や勤労に感謝しつつ、自分の置かれている状況を幸せに思います。
久保田 泰子